塾長、依田紀基の言葉

  • 2010年2月27日(土) 08:52 JST
塾長・依田紀基九段

 昔から中国では、君子のたしなみとして琴棋書画(きんきしょが)という言葉があります。この中で社会に出て一番役に立つと私が考えますのが「棋」すなわち碁です。それは、碁は全てイメージでやるものだからです。

 碁の力、すなわち棋力とはイメージする力のことですが、これを養うことで碁のみならず社会生活や人生の様々な場面に於いて求められる正しい判断力、言い換えれば大局観をも養うことができます。

 碁は学校の勉強と違って答えのないものです。これは社会生活についても同様でしょう。碁を通じて繰り返される判断や決断をしていく訓練は社会に出た時に必ず役に立つと、私は自身の経験を通じて信じるに至りました。

 さらに碁は、社交にもとても役立つものであることを経験上申し上げる事ができます。大局観を養い社交に役立つということは、多くの政治家やビジネス・パーソンが碁を愛好していることにも現れているでしょう。

 多くの人が碁を覚えて人生を豊かにされるなら、それが私にとっての碁界への恩返しだと思い、依田塾を立ち上げた次第です。

九段 依田紀基(よだのりもと)

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